~二つの仏教・浄土仏教と聖道仏教の違い~
仏教の宗派
釈尊(お釈迦さま・ブッダ)の説かれた仏教にはいろいろ宗派があります。
今日は宗派の開祖について紹介したいと思います。
簡単にまとめてみました。
浄土宗・・・・法然
浄土真宗・・親鸞
天台宗・・・・最澄
真言宗・・・・空海
曹洞宗・・・・道元
臨済宗・・・・栄西
日蓮宗・・・・日蓮
一宗一派を開いた人を開祖といわれます。
仏教は、大きく浄土仏教と聖道仏教の二つに分けられると書いて
きましたが、今一度まとめてみましょう。
【浄土仏教】
浄土宗・・・・法然
浄土真宗・・親鸞
【聖道仏教】
天台宗・・・最澄
真言宗・・・空海
曹洞宗・・・道元
臨済宗・・・栄西
日蓮宗・・・日蓮
これが一般的な見方ですね。
ここでよく受ける質問があります。
親鸞聖人の先生が法然上人だと思うのですが、浄土真宗と浄土宗って
違うんですか?という質問です。
ちょっとややこしいところもあるのですが、このことについて簡単に
説明いたしましょう。
まず結論をいいますと、親鸞聖人と法然上人の教えは同じです。
浄土真宗の開祖・親鸞聖人には次のような言葉があります。
「たとひ法然上人にすかされまいらせて、 念仏して地獄へ堕ちたりとも、
さらに後悔すべからず候」 (歎異抄二章)
親鸞聖人は、 「法然上人になら、だまされて地獄に堕ちても後悔しない」といわれて
いるのです。
このことについて浄土真宗親鸞会で分かりやすく次のように教えてもらいましたの
で紹介しますね。
私たちは通常、”だれにもだまされたくない”と思って生きています。
ですから他人を信じる時は、”決して私を裏切らない”と思って信じますよね。
ところが、信じた相手にだまされると、”あんなヤツとは思わなかった。
信じなければよかった”と、恨み憎んで苦しみます。
親鸞聖人はしかし、
「たとい法然上人に賺されまいらせて、念仏して地獄に堕ちたりとも、さらに後悔すべからず候」(歎異鈔)
“法然上人になら、だまされて地獄に堕ちても、まったく後悔はない”
と断言されているのです。
これは阿弥陀仏に救い摂られて、だまされようのない身になっていなければ
ありえないことでしょう。
聖人二十九歳の御時、法然上人の教導によって、
「必ず絶対の幸福に救う」
と誓われた弥陀の本願に、ハッキリと摂取された。
「まことなるかなや、摂取不捨の真言!」
と躍り上がる明らかな体験でした。
「弥陀の本願まことだった」と信知させられた親鸞聖人の、法然上人への尊敬の念はいかに深いものであったか。
このお言葉からも知らされます。
そんな親鸞聖人が法然上人と違うことを教えられるはずがありません。
ではなぜ浄土宗と浄土真宗があるのでしょう?
そのことについて、次回につづきます。